2013年03月03日

前田内科医院さんのサプリメント分析


http://www.maedanaika.com/utility/index.html


1) 抗酸化剤といわれるビタミン(ビタミンC、E、A、ベータカロテンなど)で「がん」が予防できるかどうか:結論から言えば、予防できないことがはっきりしてきています。米国国立の予防医学の専門機関(USPSTF)はビタミンA、C、Eについて「科学的根拠が不十分」としています。さらにベータカロテンについては「非喫煙者に効果がないことが明らか」、「喫煙者では死亡率が増す」ので勧めてはいけないとしています。●男性喫煙者を対象にした臨床試験(1994年)でベータカロテンを飲んだグループに肺がんの発生が多くなり途中で試験を中止しなければならなくなったのが最初の報告で、次いで同じように男性喫煙者を対象にした試験(1996年)でビタミンAとベータカロテンを飲んだグループに肺がんの発生率と肺がんによる死亡が増えたと報告されました。●抗酸化剤による消化器のがん予防効果を見た14件の臨床試験をまとめた報告(2004年)が発表されましたが、それによると抗酸化剤と言われるビタミンでは消化器のがんを防げないばかりか、死亡率が上がる可能性もあるとされています。特にベータカロテンにビタミンAまたはビタミンEを併用したグループで死亡率が高くなっています。●高用量のビタミンE の内服で死亡率が高くなることも最近(2004年)報告されています。次の項もご覧ください。

2) 抗酸化剤といわれるビタミンで心臓病が予防できるかどうか:これも結論から言えば予防できないことが明らかになってきています。まずビタミンAとベータカロテンでは冠動脈疾患(心筋梗塞や狭心症)が予防できないことが多くの研究で報告されています。ビタミンC については効果があったとする臨床試験(全体の死亡率も減る)と効果がなかったとする臨床試験と2つに分かれており、まだ結論付けられませんが、少なくとも一度冠動脈疾患を起こした方の予防(二次予防)には効果がないと報告するものが多いようです。また2000年の米国の心臓病学会(AHA)で500mg/日のビタミンCを摂った人で内頚動脈の動脈硬化のリスクが高まるとする報告が行われています。 ビタミンEについても効果がないとする報告が多数です。さらに19の臨床試験を検討した報告(2004年)により、ビタミンEの高用量(400IU/日以上)を服用し続けた人に死亡率が高くなることが報告され大きな話題になりました。抗酸化剤にはがんや心臓病を防ぐ力はなく、逆に体を害することもあることが分かってきました。服用には十分な注意が必要です。ベータカロテンは服用しない方がよいでしょう。ビタミンEも多量には服用しない方が無難です。

3) ビタミンC は風邪に効くかどうか:大量のビタミンCを服用すると風邪の症状が続く期間が1日〜1日半ほど短縮するという報告がある一方、最近の報告では効果がなかったとするものも増えています。したがって、風邪の治療としてのビタミンCの服用はお勧めできません。また、効果があると報告されているほど大量のビタミンCを服用すると下痢が起こりやすくなりますのでその点でもあまりお勧めは出来ません。また、ビタミンCには風邪の予防効果はないと考えられています。
posted by ミラクルポリス at 12:58| Comment(2) | 参考資料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
■無題
何でも適量というのがありますね。
Posted by 藤枝俊一郎(神戸俊樹) at 2011年11月02日 18:02
■Re:無題
>藤枝俊一郎(神戸俊樹)さん

適量でも医者から出されたビタミン剤飲んでいる人で目の血管切れ目の充血が見つかっています。
製薬会社のビタミン剤は酸性なんで飲まないほうがいいと思います。
Posted by ミラクルポリス・栄養ドリンク癌・足つり・口内炎治し方 at 2011年11月03日 15:25
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